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2012年7月22日 (日)

ちょっと似ていることは、たくさんある

2012/7/21 雨で体調もまだ本調子でなく、喉もかすれ気味な週末。こんな時は、自分を元気にさせる1人遊びの美術館、映画館へGO!

奈良美智「君や僕にちょっと似ている a bit like you and me...」@横浜美術館

待ってました〜奈良美智さんの作品。 水戸芸術館での作品を観た以来?青森美術館であおもり犬に出会ったのも弘前で「A to Z」が開催されていた2006年、、、既に5年以上前と思うと、時の経つのは早いもので。


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最初は女の子のちょっとシュールな表情が変わっているなぁ、と思って私には“甘い”作風だなと見ていただけでしたが、以前たしかNHKで奈良さんの特集番組を放映し、ひとつの作品を描くまでの葛藤や、色を何度も何度も重ねて納得するまで塗り替える様子を観て、作家への関心と作品を観る感覚が変わり、惹きつけられた次第。 今回は本当に久しぶりにたくさんの作品と会える事が楽しみでした。
(今回も取材があったそうですが、描いている時は集中できないので、カメラを回さないでほしいと要望したら、取材が無くなったそうです・・・仕方ないですよね)

横浜も雨でしたが、美術館の広場ではよさこいみたいなダンスのイベントが行われてました。

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今回は初のブロンズ彫刻が展示されてました。かなり大きな頭の作品。その子達の肌は滑らかで、いつものおでこや頬がぷっくりとし、瞼や小さな鼻と口も立体になると更にリアルで可愛く。 髪の部分などは指の後がくっきりと残り、力いっぱいに造ったのが伝わります。 私が気に入ったのは、幽霊みたいだけど腕が可愛い「真夜中の巡礼者」という作品でした。

↓これはエントランスにあった白銅の作品。『あおもり犬』を思い出します。青森にまた会いに行きたいなあ。

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メートルundefined奈良美智「あおもり犬」

*高さは約8.5メートル 奈良美智「あおもり犬」


アクリルの絵画は本当に綺麗で、彼女達が何か言いたそうで言えない事を引き出したくなります。もう、ずーっと観ていたくなるほど、キュンキュン来ましたっ!


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『Blankey』眼がキラキラしていてキレイ。
『Under the Hazy Sky』若葉を持ちながら寂しげ。


ドローイングには、いつもながらのストレートな言葉が書いてあり、奈良さんの部屋を実物大にしたものは面白い展示。また、今回の作品は殆どが2011年と2012年に造られたもの。おそらく、青森出身の彼にとって、震災が大きな影響を与えたのかもしれません。よく見ると、作品はダンボール紙や使い古しの封筒の裏や、木材はタンスの引き出しだったり、ドアや引戸の木枠だったり、廃材を使用した事が見受けられます。 彼なりの何か訴えや、控えめな所が。この素朴でピュアと言うか、優しさと社会に対する怒りとかが、ちょっとした事から出ていて、グッと惹きつけられます。


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『春少女』この子は色がとっても綺麗でした!希望に満ちている感じ。


あー、何度も観たくなる〜! 図録もまだ作成中らしいし、また、会期中に来ようかな… とりあえず、ハガキを購入して余韻を楽しむ事に(上記添付写真は購入したハガキ)。


雨は更に降って来たので、ギャラリーショップのカフェ小倉山でランチを。 偶然にもカフェがA to Zっぽくなっていて、奈良作品が展示されてました。 こんな所にも…それも『体重計少女』とは、ユニークな‼可愛い☆

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また、外のワゴンにも居ました。なかなか、やりますね〜。奈良ワールド満喫です。

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Brillia short shorts theater

さて、雨も止んできたところで美術館を出て、事前にチケット予約しておいたBrillia short shorts theaterへ。

先月行われた「ショートショート・フィルムフェスティバル2012」の映画祭受賞作品が7月いっぱい上映されているとのことで、観に行こうと計画をしていました。以前も何度か来たことがあり、ある時は別所さんご本人がいらして、超ミーハーに写真を撮ってもらったこともありました(笑)


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上映していたのは、「映画祭受賞ショートフィルムプログラムA」ショートフィルム4本立てです。

どれも良かったですが、日本のミュージック作品はイマイチ。。。

☆Best Short Award
「Edmond was a Donkey」
Franck Dion / 15:00 / アニメーション / フランス・カナダ / 2011


画像も印象的ですが、現代社会のイジメとか気の病とか、いろんなことが切なく表現している作品。いつも思いますが、アニメってとても印象に残ります。


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☆MOËT Star Award
「Friend Request Pending」
Chriss Foggin / 11:58 / ロマンス / イギリス / 2011 出演:ジュディ・デンチ

SNSはいまやどの世代でも使用しているツール。60代以上の恋愛事情も今はSNSで・・・これも不思議なような社会現象を表してますが、とっても御茶目な初老の女性が素敵です。

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☆Best Short Award/Governor of Tokyo Award
「Thief 泥棒」
Jay Chern / 25:00 / ドラマ/ 台湾 / 2011

これまた今のスマホと携帯をうまく利用して、女性の気持ちを表現している作品。でも、最後はズルい男性をどうにかしてほしかった!世界共通の永遠なる問題です。

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さすが、面白い受賞作。

60分ずつだったので、せっかくだから観てしまおうと、その後2本プログラムを連続観覧。
 
ダンスダンスダンスショートフィルムプログラム

楽しい作品ばかりでした。
特に私が気に入ったのはこれ↓

「タンゴ・アルゼンチン / Tanghi Argenthini」
(監督:Guy Thys / ベルギー / 14:00)
コミュニケーションもなく、冷めたオフィスに「幸せ」を呼び込もうとする受付の男性。
彼が用意したのはとっても素敵な心のこもったプレゼント。

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観客と映画祭スタッフが選ぶイチオシプログラムA(※全て受賞作品です)


このプログラムでは、日本の沖縄の作品。
同じ国内でも海外にお嫁に行くような感覚は、どこも同じ。。。

☆Best Short Award (Minister's Award, the Ministry of Land,Infrastructure, Transport and Tourism)
☆Mother of the Groom
☆旅シヨーット!プロジェクト優秀賞(国土交通大臣賞)
「ニービチの条件」岸本 司 / 19:42 / ドラマ / 日本 / 2011

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さすがに連続3プログラム(4本×3P)はFULL.。。。でも、ショートフィルムだからこそ、可能なこと。心地よい疲れで、みなとみらい線にて帰宅しました。


奈良さんの作品も、ショートフィルムも、普段私たちが生活しているどこかで見ていたり、経験して共感した“ちょっと似ている・知っている”ことが多い。それをほんの少し大げさに?ストレートに強調した作品が絵画になったり映画になったりするのだろうと思った今回の横浜でした。

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コメント

文字の太さと大きさがバラバラですみません~

投稿: inaho | 2012年7月23日 (月) 22時27分

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