2012年5月 収穫映画
今年のGWは旅行に出ず、都内にて過ごしたという私にとっては珍しい年。けれど、お財布事情の自粛も兼ねながら、家の掃除と映画と展示会と・・・と、あっという間の5月でした。
展示会は紹介したので、映画の収穫を備忘録も兼ねてご紹介します。
★映画
■誰も知らない基地のこと STANDING ARMY
http://kichimondai.com/

沖縄返還40年という今年にふさわしい映画。
かなり詳しい公にはされていないデータを元に、現場の現状と問題を映像化し、「米軍は必要であるのか?」を問う、かなり興味深く、日本だけでなく基地のある国の方々には見て欲しい作品。
私はCAMP座間を隣に育ったことと、伯母がハワイ出身の日系三世の米軍人と結婚、また、CAMP座間に在勤していた日系のKさん家族と9歳から家族ぐるみでお付き合いをしているという、我が家には切っても切れない米軍という存在。複雑であるけれど、保育園の子供たちが飛行機の爆音に耳をふさぐ姿には共感し、自然と涙が出た。
■ARTIST
http://artist.gaga.ne.jp/
アカデミー賞総なめの映画。モノクロ、無声、、、フランス映画は好きなので、かなり期待をして鑑賞。
本音を言えば、最初は眠くなる位引き付けられなかった。やはり、セリフが、声が聴こえてこないと?でも、バレエも同じだし・・・と、考えながら観ていた感じ。が、主役が新しいキートン映画を受け入れられず、頑な態度にしていたら、ドンドン時代に呑まれていってしまう。。。
1900年代初期のモダンな雰囲気の良さよりも、変化を受け入れて、柔軟にそして謙虚にしていなければいけないと感じた。そして、犬の演技が一番だったのかも?
■わが母の記
http://www.wagahaha.jp/
たまたま、チケットを入手したので、母と鑑賞。
邦画の美しさ、切なさ、カッコ良さを全て含んだ作品と感じた。ストーリーさながらに、伊豆の自然の美しさと、時代背景の衣装や内装などのデザイン、着物の着こなし、そして何より俳優さんの演技の素晴らしさ!!もう、キュンキュンきましたっ。
川名ホテル行ってみたし。。。
■「イメージフォーラム フェスティバル」
http://imageforumfestival.com/
*身体のありか 『WHO?』
http://imageforumfestival.com/who%ef%bc%9a%e6%ab%bb%e4%ba%95%e7%af%a4%e5%8f%b2/
京都で知り合った、櫻井篤史さんの監督作品。
作家やミュージシャン、デザイナー等、個々のことを自らカメラのカットの尺・カメラワークを取りながら話していく。「フェードイン」「カット」と声に出して自分で決めるのは、自分の人生や性格等を改めて見つめなおす様な感覚になる。自分だったら、どう表現するか?と考えさせられる感じがした。モノクロの映像がまた、その人なりを浮き彫りにしていた。
レイ・ハラカミの生前最後の出演も貴重映像。
連続で観ると、映画熱が蘇ります。
が、通常の生活に戻ると、なかなか行かなくなってしまいますが、そろそろショート・ショート・フィルムフェスティバルも始まるので、また6月は梅雨に入るので、インドア映画生活復活します。
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